RCIというインジケーターがあるのをご存知でしょうか。有名なプロのトレーダーである鳥居万友美氏やひろぴー氏が使っていることで知られているオシレーター系のインジケーターです。RCIとはRank Correlation Indexの略で、順位相関係数(スピアマンの順位相関係数)と呼ばれています。
ある期間の日付の順位と価格の順位を決め、その相関を100から-100まで数値で表示します。80以上(-80以下)になりましたら、行き過ぎと判断します。
実際にRCIを使っているトレーダーも多いのではないかと思い、「FXナビ」オリジナルのものを作ってみました。どんどん改良していきたいと思いますので、使ってみた感想などコメントやアンケートをいただけると非常に嬉しいですし、制作意欲もアップします。ぜひよろしくお願い致します。
ダウンロードはこちら(2018/9/20 ver1.0)
- 2018年9月20日
- 【ver1.0】インジケーターを公開
※インジケーターへのご質問・改善アイデアあれば、下部のコメント欄かアンケートに投稿お願いします!
RCIはオシレーター系のインジケーターです。価格の買われすぎや売られすぎを判断するのに用いられています。よって逆張りのインジケーターとされてます。
FXナビにはトレンドフォローのインジケーターも数種類あります。それらと組み合わせて使ってみてください。
FXナビRCIの解説
FXナビRCIは2本の線が描かれてます。一般的な1本の線のRCIとは違うのが特徴です。そしてアラート機能付きです。
FXナビRCIの見方
メインのRCIラインが青と赤と黄色で表示されています。
緑のラインがシグナルのラインとなります。MACDと同じ考え方になり、RCIラインをスムーズ化(平均化)したものになります。
そのシグナルのラインから上下にボリンジャーバンドのように1標準偏差(1シグマ)を離した値を超えるRCIの値のときに青い色、逆に下回る値のときは赤色に表示されます。
- シグナルライン+1標準偏差 < RCIの値 ・・・ 青色
- シグナルライン-1標準偏差 > RCIの値 ・・・ 赤色
そして一度-80を越えてゴールデンクロスし-80以上になったときに上昇の青い矢印が出現します。
逆に80を越えてデッドクロスし80以下になったときに下落の赤い矢印が出現します。アラート設定でtureだとこのときに鳴ります。
パラメーター設定
RCIの期間はデフォルトでは21になっています。そしてシグナルは5です。
境界ラインは80となっており、+80と-80に点線が引かれます。
アラートの切り替えも可能です。
RCIの計算方法
日付(時間)と価格をランク付けし、それぞれの値にどれだけ相関があるのかを計算します。
d・・・時刻の順位と価格の順位の差を2乗し、合計した数値
n・・・期間
以下はランク付けした表です。
時刻 | 時刻の順位 | 価格 | 価格の順位 | 差の2乗 |
---|---|---|---|---|
1:00 | 5 | 130円 | 3 | (5-3)×(5-3)=4 |
2:00 | 4 | 120円 | 4 | (4-4)×(4-4)=0 |
3:00 | 3 | 140円 | 2 | (3-2)×(3-2)=1 |
4:00 | 2 | 110円 | 5 | (2-5)×(2-5)=9 |
5:00 | 1 | 150円 | 1 | (1-1)×(1-1)=0 |
d = 4+0+1+9+0 = 14
dが14、nが5になります。
この30という値がRCIの値です。RCIは-100から+100までの範囲です。
ダウンロードはこちら(2018/9/19 ver1.0)
他のインジケーターと組み合わせてのトレード
FXナビではスキャルピング用のインジケーターもあります。これを使ってトレードした場合を考えてみました。
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図の①のときは、RCIが買われ過ぎの状態です。よってスキャルピングを控えようという考えを持つことができます。
図の②のときは買われ過ぎではありませんし、RCIが青いラインになっているのでエントリーも考えられます。
トレンドフォローのインジケーターを使ってRCIでエントリーチャンスを狙うのもいいですし、RCIでの買われ過ぎ/売られ過ぎを避けて他のインジケーターでエントリーするのもありだと思います。